タイランド好きの放浪日記

タイに魅せられタイランドを中心に放浪する還暦老人の日記

【サンクラブリの思い出】カンチャナブリから泰面鉄道の行き先を辿って

カンチャナブリから先の奥地へ

カンチャナブリは映画「戦場にかける橋」で有名になり、クエー川鉄橋や泰面鉄道を終点のナムトック駅まで乗車し、途中で崖とクエー川に挟まれた「アルヒル桟橋」の絶景を楽しんだり、アルヒル桟橋を歩いて渡るのも思い出に残る経験ができます。

クエー川鉄橋

タムクラセー桟橋(アルヒル桟橋)

サンクラブリまでの交通手段

バンコクからカンチャナブリまでは列車に乗って来ることもできますが、エアコンもなく硬い椅子に座り続けるのは鉄道マニアでないと辛いものがあります。

バンコク南バスターミナル(サーイタイマイ สายใต้ใหม่)からカンチャナブリのバスターミナルまでエアコンバスに乗って行き、そこからトゥクトゥクやバイタクを利用しクエー川鉄橋に向かうのが良いでしょう。

さらに奥地のサンクラブリに行くにはカンチャナブリバスターミナルからミニバンバスに乗る他はありません。ミニバンバス(ロットゥー)は途中2か所のトイレ休憩があり他に検問も数か所あり、銃を持った軍人にパスポートチェックされます。外国人である私は車から降ろされパスポートを開いて顔の隣に掲示した状態で写真撮影されました。

バンコク南バスターミナルからのエアコンバス

さらに最奥のミャンマー国境・スリーパゴダ検問所へ

サンクラブリのバス停からさらに最奥のミャンマー国境にあるスリーパゴダのバス停までミニバス(ロットゥー)で行くことができます。ただし帰りのバス便の時刻を確認しないと帰って来れなくなりかねません。そう言う私は、実は帰りの便が無くなってしまいバイタクで約30分、しかも途中から雨に降られてしまい、ずぶ濡れになってサンクラブリまで帰ってきました。

スリーパゴダ・ミャンマー国境通関
ミャンマー国境の泰面鉄道の跡

早朝にモンブリッジを渡り托鉢体験

サンクラブリといえば、世界で二番目に長い木製の橋である「モンブリッジ」が一番の観光スポット。(ちなみに世界で一番長い木製の橋は、なんと日本にあって、静岡県蓬莱橋だそうです。タイに来て初めて知る日本の匠)

サンクラブリにある木製橋「モンブリッジ」

早朝にモンブリッジを渡りモン族の村で行われる托鉢に参加することができます。橋の上では、モン族の子供が民族衣装を着て記念撮影に応じてくれます。

モン族の子供と記念撮影

モンブリッジを渡りモン族の村に入ると托鉢セットが売られています。モン族の衣装や顔にタナカという化粧もしてくれます。

モン族の村で托鉢体験

托鉢は朝7時に始まるので私は6時に宿泊しているロッジを出ましたが、朝靄に霞んだ景色も見る価値があります。托鉢の後はモン族の村で朝食。ジョークとパートンコーが定番のようです。その後のカオレーム湖に水没した寺院を巡るボートクルーズも心に残る体験でした。

朝食のジョークを食べた後はカオレーム湖のボートクルーズ

サンクラブリでの忘れられない思い出

サンクラブリでの思い出は、これらの素晴らしい景観や体験はもちろんですが、旅にはハプニングもつきものであり、私も御多分に洩れず二つのハプニングがありました。

1.落とした携帯電話を届けてもらう

カンチャナブリからサンクラブリまでのミニバス(ロットゥー)の中に携帯電話を落としてしまい、それに気づかずバスを降りてバス停近くのレストランで食事をしていると知らないオジサンが何かを私に差出します。何かの物売りかと思っていたら、なんと私の携帯電話です!話を聞くとバスに置き忘れていたので、私を捜してバイクで30分も走り回ったとのことでした。思わず「コップン・クラップ」と言って100バーツをお礼に手渡しましたが、バイクの後部座席に赤ちゃんを負ぶった奥さんが微笑んでいるのに気づくと「100バーツでは少なかったかな?」と後悔しました。タイ人の優しさに触れて今でも涙腺が緩む忘れられない出来事でした。

2.宿泊施設内で迷子になりロッジを彷徨い捜す

サンクラブリで宿泊したのは、Agodaで予約したトンタワンリゾートというロッジタイプの宿泊施設で、急斜面に無数のロッジが不規則に増設されたようでした。明るい内は問題なかったのですが、夜になって食事に出かけて帰って来ると自分のロッジが判らず急斜面の敷地内を捜し回り、彷徨っていたことは忘れられません。

宿泊したロッジで迷子になる

迷子になったからといって宿泊施設を卑下するものではなく、エアコンもありお湯も出るしシーツやタオルも清潔でコストパフォーマンスの良いロッジでした。チェックアウトすると宿のトゥクトゥクでバス停まで送ってくれました。

サンクラブリのバス停からカンチャナブリバスターミナルまでのミニバンバスは爆速で急カーブも運転していくので飛行機に乗る際に利用する首枕を付けていました。

バンコクまでの帰路はナコンパトム経由で観光しましたが、続きは次のブログで。